刊行物

全青協創立50周年記念出版 「臨床仏教」入門

2013/11/14発売 全国青少年教化協議会・臨床仏教研究所編/白馬社発行
B5版/定価:2,625円(税込)

仏教者が現代社会の苦悩に寄り添うこと
それが臨床仏教である――。
現代人の生・老・病・死にまつわる、さまざまなこころの問題に対応する仏教者の養成を目指す「臨床仏教師養成講座」の内容ほかを収録。

収録内容

《現代社会における臨床仏教師の役割》
◎臨床仏教の検証 神 仁(臨床仏教研究所上席研究員)

《不登校・ひきこもり問題》
◎さまよう若者 和田重良(NPO法人くだかけ会代表)

《路上生活者支縁に学ぶ》
◎共に生きる社会をめざして 吉水岳彦(社会慈業委員会ひとさじの会事務局長)

《医療現場に関わる宗教者》
◎ターミナルケア 大河内大博(いのち臨床仏教者の会副代表)  ほか


臨床仏教叢書
「社会貢献する仏教者たち ―ツナガリ社会の回復に向けて―」※重版待ち

2012/6/1発売 全青協付属 臨床仏教研究所編/白馬社発行
定価:1,890円(税込)

仏教者による教化事例報告と研究論文を収録。
「一人では何もできない。しかし、その一人が始めなかったら何もできない……」
仏教者が展開する社会貢献活動を一挙紹介!

収録内容
◎第1部 教化の事例
 ○基調発題 ツナガリ社会の回復に向けて(奈良康明)
 ○教化事例報告 青少幼年教化活動・生活困窮者支援など全18例を収録
◎第2部 研究論文
 執筆者:齋藤昭俊 島薗進 渡邊寶陽 石上善應 山崎龍明 小谷みどり 鈴木晋怜
 ジョナサン・ワッツ 戸松義晴 神仁
◎お寺と葬儀に関する一般人の意識調査(抜粋)


臨床仏教叢書
「なぜ寺院は公益性を問われるのか」

2009/10/8発行 全青協付属 臨床仏教研究所編/白馬社発行
定価:1,800円(税別)

 近年、寺院の公益性についてさまざまな観点から論じられるようになってきた。公益性が認められない寺院は、将来的に課税対象となる可能性もあると一部では指摘されるようにもなった。
 それでは、そもそも「公益」とはいかなることなのだろうか?
 昨年施行された公益法人関連三法の中では、公益とは「不特定多数の者の利益」を指している。では、特定少数の檀家を対象に活動を行ってきた寺院には、公益性がないということになるのだろうか?
 本書ではまず、寺院側が公益性についてどのようにとらえているのかを調査したアンケートの報告がなされている。この中で、「お寺は地域社会に広く開かれる べきかどうか」という問いに対して、90%以上もの人が、イエスと答えていることは印象的である。
 調査報告に続いて、公益性についての疑問に答えるべく、法律、宗教学、NPO組織論の専門家が、それぞれの観点から公益性について詳細に解説を行っている。その上で、実際に公益的な活動を実践しているいくつかの寺院を紹介し、本書が提唱する臨床仏教の可能性についても論じている。
 巻末では、「祈りの公益性」「葬式仏教の公益性」といったテーマで、同研究所の研究委員がさまざまな立場から論考を加え、公益性についての視座を深めている。
時代の狭間にある寺院の今後を考える上で、有益な一冊と言えよう。


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